この記事は、ガソリンスタンドの人材採用のコツをご紹介するものです。人材採用は、応募者の経験や資格だけでなく、店舗との相性も重要な要素です。相性が悪い人材を採用してしまうと、早期に離職するリスクが高くなり、募集や教育コストばかりが嵩み、人手不足は解消されなくなってしまいます。
この記事では、相性を見極めるための「相性の5軸」という考え方と、私のガソリンスタンド店長時代の経験も踏まえた面接質問の例を紹介します。これらを参考にすれば、自店にぴったりの人材を見つけることが期待できます。
この記事の対象者は、以下の方々を想定しています。
- ガソリンスタンドでアルバイトの採用面接を行う方
- ガソリンスタンドの人材を充足させて業績を上げたい経営者・管理職
- ガソリンスタンドをご支援する商工会・商工会議所の経営指導員、経営コンサルタント
- 人手不足の対策を模索する方
では、本題に入ります。
■相性の5軸とは
相性の5軸とは、以下の5つの項目において、どちらを重視するのかが一致していると相性が良いとするものです。これは、リクルートの転職エージェントが、第二新卒クラスの若手社会人6,000人を対象に200問にも及ぶアンケート調査から見出しています。これらすべてにおいて、店舗と応募者で一致していると、定着率が高まると言えます。
- 感情/理性:難しい問題にぶつかった時、自分の気持ちで決めるか、論理的に考えて決めるか
- 行動/思考:仕事をする時、すぐに動き出すか、まずはじっくり考えるか
- 協調/競争:周りの人との関係で、一緒に頑張るか、自分が一番になることを目指すか
- 革新/伝統:物事の考え方で、新しいことに挑戦するか、昔からのやり方を守るか
- スピード/緻密:仕事の仕方で、効果・効率を求めて早く終わらせようとするか、高品質を求めて細かく確認するか
例えば、店舗では「感情」「思考」「協調」「革新」「スピード」を大切にする文化があるとします。ですが、応募者は「理性」「行動」「競争」「伝統」「緻密」を大切にするとします(下図参照)。
この場合、その応募者はあなたの店舗には合わない人だと言えます。なぜなら、その応募者は、あなたの店舗の雰囲気や考え方や仕事のやり方とは、相いれない考え方を持っているからです。
以上のように、相性の5軸をもとに、応募者と店舗の合う・合わないを判断することができます。これにより、採用後の離職率を低下させることが期待できます。そして、応募者の軸を見極めるために、ガソリンスタンドであれば、次のような質問、想定回答、解答に対する判断基準を予め用意しておくと、円滑に見極めをすることが可能になります。
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