1.はじめに
自動車のロードサービスを提供するJAFが発表した2022年の出動理由において、タイヤトラブルが急増していることが明らかになりました。特に高速道路でのトラブルが目立ち、その背景にはガソリンスタンドにおけるタイヤ点検機会の減少が挙げられます。
本記事では、この現象からガソリンスタンドが顧客の安全と信頼、そして自社の利益を確保するために取るべき対策について考察します。
この記事は、ガソリンスタンド経営者や自動車関連サービス業者、特に自社のサービス提供において、顧客の安全性と満足度向上を重視する方々に価値があるでしょう。
では、本題に入って行きます。
2.タイヤトラブル急増の背景と影響
JAFは「一般社団法人 日本自動車連盟」の略称で、中心的な業務のひとつにロードサービスがあります。これは、バッテリー上がり、パンク、キー閉じこみなどのトラブル時に駆けつけ、修理やサポートを提供するものです。
同社が発表した2022年度のロードサービス出動理由の1位は「バッテリー上がり」、2位は「タイヤトラブル」、3位は「落輪・落込」でした。注目すべきは、タイヤトラブルが15年前に比べて13万件以上増加しており、年々出動理由に占める割合が大きくなっていることです。
JAFによると、2007年度のタイヤトラブルによる出動件数は286,934件で、全体の出動件数における構成比は10.7%でした。しかし、2022年度には出動件数が425,332件に増加し、構成比は19.37%に達しています。
特に高速道路では、タイヤトラブルが全体の39.79%を占め、出動理由の1位となっています。高速連続走行によるタイヤへの負荷が原因と考えられ、バースト(破裂)も多く見られます。
JAFは、この背景のひとつに、フルサービスのガソリンスタンドが減少し、他者によってタイヤを確認してもらう機会が減ったことを挙げています。よって、ガソリンスタンドとしては、顧客の車両のタイヤ空気圧点検をまめに行い、安全を守ることが望まれます。
そして、この取組は、以下に述べる心理効果によって、ガソリンスタンドの収益性向上にも繋がっていきます。
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