面接で自店が採用してはいけない人材を見極めるために投げかけるべき質問とは?

コラム

1.はじめに

 アルバイトスタッフを採用する際に、自店と応募者との相性を見極めることは非常に重要ですが、明確な判断基準がないまま採用をしてしまい、結果的に離職率の高さに悩んでいる店舗も多いのではないでしょうか?

 この記事を読むことで、以下のメリットを得られます。

  • 自店に合った人材を採用でき、離職率が低下する
  • 無駄な初期教育が減る
  • 面接の質が向上し、採用活動の効率が上がる

 ガソリンスタンド含め、アルバイトスタッフ採用に課題を抱えている業種の経営者、店長、人事担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

2.応募者との相性とは?

 かつて、大手人材エージェントが第2新卒(大学、短大、専門学校などを卒業後、一度就職をしたものの、数年以内に転職活動をする若者)6,000人を対象に調査を実施しました。200問にも及ぶアンケートの結果を分析したところ、入社3年以内に転職活動を始めた人たちのほとんどは、本人と会社が下記5軸のどれかが一致していないことが分かりました。

  • 判断の基軸は、理屈を重視するか/情を重視するか
  • 周囲との関係は、競争を重視するか/協調を重視するか
  • 評価の基軸は、行動を重視するか/思考を重視するか
  • 発想の方向性は、革新を重視するか/伝統を重視するか
  • 仕事の進め方は、スピードを重視するか/緻密さを重視するか

 これをどう活用するべきか見ていきましょう。

3.相性の5軸の活用方法

 例えば、そのガソリンスタンドが以下を重視する組織文化だったとします。

  • 判断の基軸は、情けではなく理屈を重視
  • 周囲との関係は、競争ではなく協調を重視
  • 評価の基軸は、思考ではなく行動を重視
  • 発想の方向性は、伝統ではなく革新を重視
  • 仕事の進め方は、緻密さではなくスピードを重視

 よって、このガソリンスタンドに応募する方は、理屈・協調・行動・革新・スピードに振れていると相性が良いことになりますが、それと逆の軸に振れている場合、相性が合わず、退職しやすいと判断できます。

 そこで、まず自店はどちらに振れているかを明確にした上で、面接においては応募者がどちらに振れているかを見極めます。そして、振れている方向が自店と一致しているかを確認し、採用基準とすると良いでしょう。

 以下では応募者がどちらに振れているのかを見極めるために、面接で投げかけるべき質問をご紹介していきます。

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