※当コラムは2021年4月18日に配信したメルマガの内容をバックナンバーとして公開したものです。
こんにちは、
ロードサイド経営研究所の三上です。
先日、ある居酒屋に入店し、
若い女性スタッフにハイボールを
お願いした時の話です。
注文を受けたこの女性スタッフは
「ハイボールは何で割りましょうか」
と訊いてきました。
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ご存じの通り、ハイボールは
ウイスキーの炭酸割りですから
割り材を訊く必要はありません。
つまり彼女は自店で取り扱っている
飲料に関する知識がなかったのです。
自社が取り扱う商品に愛着がないと
このようなことが起きますので
経営者や管理職は、スタッフがそれに
愛着が持てるように、丁寧に説明や
フォローをする必要があります。
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ところが経営者自身が
自社商品に愛着が無い場合があります。
P社製家電製品を販売する
ある会社の経営者は、
N社製のパソコンを使用していました。
なぜP社製ではなくN社製を
使っているのかと訊いたところ
自社が扱っているP社製品は
高額なのでそれより安価なN社製品を
使っているとのこと。
また、ある呉服店の経営者は
いつも洋服を着ています。
なぜ和服(呉服)ではなく、
いつも洋服を着ているのか
訊いたところ、和服(呉服)は
着付けに手間がかかるので、
簡単に着ることのできる
洋服の方が都合が良いとのこと。
このような経営者が率いる
両社とも業績は非常に厳しいです。
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自社が扱う商品に経営者が
愛着を持たずして、部下が愛着を
持てるはずがありません。
経営者自身が自社商品の魅力を
部下に熱く語り続けることができるか。
そこから様々な販売のアイデアも
出てくるのではないでしょうか。
では、来週のメルマガも
お楽しみに。
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