１． 持続化補助金に採択された居酒屋の経営計画書を解説！企業概要の書き方のポイントとは？
小規模事業者持続化補助金（持続化補助金）は、小規模事業者が販路開拓や生産性向上を図るために必要な経費の一部を補助する制度です。今回は、当補助金に採択された居酒屋の経営計画書のうち「企業概要」の書き方について解説します。
「企業概要」は、経営計画書の冒頭に記載する項目であり、審査員が自社を理解するための重要な資料ですので、丁寧かつポイントを押さえて記載することが採択される可能性を高めます。
当記事では「企業概要」の具体的な記載ポイントを、①見出しを設ける、②ビジュアルに訴求する、③数値で現状を説明する、と捉えて以下で詳しく見ていきます。
■持続化補助金に採択された居酒屋の経営計画書を解説！企業概要の書き方のポイント①見出しを設ける
同店は、当欄に「事業内容」「業績推移」「売上・利益構成」と見出しを設けました。これにより、当欄が３つの内容で構成されており、どこに何が書いてあるのかが一目でわかるようになりました。さらに、見出しから逸れた内容が書きにくくなり、内容の適切性もより高まりました。
このように見出しを設けて読みやすくしたことは、同店が採択されたポイントのひとつと言えるでしょう。
■持続化補助金に採択された居酒屋の経営計画書を解説！企業概要の書き方のポイント②ビジュアルに訴求する
同店は、当欄に最寄駅からの地図、経営者と店舗外観の写真を掲載しました。これにより、審査員は計画書の内容を感覚的に理解することができるとともに、内容のリアリティが高まることになります。
なお、経営者の写真をホームページやパンフレットに盛り込むと信頼性が高まるというアンケート結果（下記リンクのQ5参照）もあり、計画書に経営者の写真を盛り込んだことは効果的であったことが推測されます。
このように、ビジュアルに訴求して理解しやすくしたことは、同店が採択されたポイントのひとつと言えるでしょう。
■持続化補助金に採択された居酒屋の経営計画書を解説！企業概要の書き方のポイント③数値で現状を説明する
同店は、過去3期分における自店の売上高・売上総利益と、直近期における売上高・売上総利益の大きいメニューベスト５の金額を表で示しました。このように、現状を数値で説明することは、自社を客観的に分析することに繋がるとともに、審査員は事業規模も把握することが可能になります。
さらに、公募要領「審査の観点」では、自社の経営状況を適切に把握しているかといった内容の記載があり、このように数値で現状を説明したことは、この記載に応じたものとも考えられ、同店が採択されたポイントと言えるでしょう。
なお、下記持続化補助金ホームページでは、８業種の計画書記載例が公開されていますが、全業種において「企業概要」欄で、数値を用いて現状を説明しています。
【商工会議所管轄地域の事業者向け】
https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/
以上、持続化補助金に採択された居酒屋の計画書から「企業概要」の記載ポイントを3つご紹介しました。「企業概要」は、審査員に対する自己紹介の役割を果たす重要な項目です。
①見出しを設ける、②ビジュアルに訴求する、③数値で現状を説明する、というポイントに注意して、興味を持ってもらえるような計画書を作成しましょう。第13回持続化補助金の締切は、2023年9月7日(木)です。ぜひこの機会に挑戦してみてください。
■ロードサイド経営研究所ホームページ
２．小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします。
1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、計画書作成のサポートを行い、採択の可能性を高めます。詳しくはこちらから↓↓↓
https://note.com/roadside/n/nea46a24ea22e
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