前回のコラム採択可能性UP!持続化補助金<経営計画>珈琲店の記載例のポイント②では、後述する持続化補助金ホームページに公開されている珈琲店の記載例を用いて<経営計画>「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方について見てきました。
この強みを活かした今後の戦略を今回のコラムで取り上げる「4.経営方針・目標と今後のプラン」に記載していくわけですが、その書き方を前回に引き続き、珈琲店の計画記載例を用いて見ていきます。この記載例は、以下のサイトからダウンロードできますので、これを見ながら当コラムを読み進めていただくと理解が深まりやすいでしょう。
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1.採択可能性UP!持続化補助金<経営計画>珈琲店の記載例のポイントPart3
今回のコラムで用いている珈琲店の記載例のうち「4.経営方針・目標と今後のプラン」は以下となっています。
採択可能性UP!持続化補助金<経営計画>珈琲店の記載例のポイントPart3(1)経営方針を端的に示す
今回見ている珈琲店の記載例からは、上図の赤枠部分「新規顧客の獲得」が経営方針であることがうかがえます。この経営方針を多量の文章で述べるケースを散見しますが、記載例のように端的に示すことは、読み手が理解しやすくなるというメリットがあります。
よって「経営方針を一言で表すと」といった視点で検討していただくことをお勧めします。なお、このことはご自身や周囲で働く方々にとっても理解しやすくなるので、周知徹底が進み、実効性が高まるというメリットもあります。
採択可能性UP!持続化補助金<経営計画>珈琲店の記載例のポイントPart3(2)到達したい姿を示す
今回見ている珈琲店の記載例からは、上図の緑枠部分「売上増を目指す」が目標であることがうかがえます。ただし、「目指す」という言葉があるのでかろうじて目標であることは理解できますが、目標としてはややぼんやりした印象です。
また、読み手によっては「新規顧客の開拓」「卸売事業の立ち上げ」「大都市圏の販路開拓」が目標と捉えられる可能性もあります。
目標は到達したい姿ですので、今回の場合であれば、到達したい売上高を数値で述べることや、それが目標であることを明確に述べるとより説得力が高まるでしょう。そして、目標を数値で示すことは到達可能性、つまり目標達成の可能性が高まることを意味します。
採択可能性UP!持続化補助金<経営計画>珈琲店の記載例のポイントPart3(3)具体的に示す
今回見ている珈琲店の記載例からは、上図の青枠部分が今後のプランであることがうかがえます。グレーの囲み部分の注釈にもありますが、今後のプランは時期と具体的行動を示すことがポイントであり、当記載例では、時期は2023年とし、地名を記載して具体性を高めています。
なお、申請する方の計画書を拝見すると、当欄において時期の記載がなくプランと呼ぶには具体性に欠けるケースが非常に多い印象です。補助金の財源は税金ですので、税金を再配分することで収益性を高め、納税額を向上させることが見込める計画書が採択される可能性を高めます。そのためには、具体性の高い計画書が説得力を高めますので、時期や行動などを具体的に記載することが必要と言えるでしょう。
今回のコラムでは、小規模事業者持続化補助金の申請時に作成する<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」の書き方として、(1)経営方針を端的に示す、(2)到達したい姿を示す、(3)具体的に示す、を述べました。
次回のコラムでは<補助事業計画>の記載ポイントを今回同様、珈琲店の記載例を用いて見ていきます。なお、当記載例を用いて書き方のポイントを解説した当コラムのバックナンバーは以下となりますのでご参考まで。
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