このサイトにコラムを書き始めて1年と9か月が経過し、これまで書いたコラムの数は600本を超えました。そのコラムの中で特にアクセスの多いコラムがいくつかあります。それらのコラムに共通するのは、人手不足の克服をテーマにしているということです。
ガソリンスタンドに限りませんが、経営の課題として大きなものは、資金繰りの円滑化、売上の確保、人手不足の克服、の3つと言われます。そこで、今回のコラムでは、これまで書いてきたコラムのうち、人手不足の克服をテーマとしたものを取り上げ、どのような対策をとるべきかを見ていきます。
ガソリンスタンドにおいて人手不足を克服する対策1:既存スタッフの流出を防ぐ
人手不足のきっかけは、既存スタッフの退職から始まります。よって、既存スタッフの定着率を向上させる対策を講じない限り、どんなに新規スタッフを採用しても、辞められていきますから、人手不足という問題は解決しないこととなります。
穴の開いたバケツに水を溜めようとしても、穴から水が漏れるので溜まらないのと同じ話です。水を溜めたかったら、まず穴を塞ぐことが必要になります。そのポイントは、標準化、能力開発、モチベーションから構成される従業員満足を高めることであり、そのための対策として以下のコラムを参考にしてください。
ガソリンスタンドが従業員満足の向上に取り組むべき理由とは
離職率が高いガソリンスタンドの店長に共通する3つの特徴
既存スタッフが働き続けたくなる3つの方策
ガソリンスタンドにおいて人手不足を克服する対策2:新規スタッフの流入を促す
バケツの穴を塞ぐ作業と並行して進めたいのは水を注入する作業です。本来、穴を塞いでしまってから水は注入したいものですが、あまり悠長に構えている余裕はないはずです。そこで、従業員満足の向上という既存スタッフの流出防止策とともに、新規スタッフの流入促進策を講じていく必要があります。
ここでのポイントは、応募したくさせること、採用面接に来たくさせることの2点です。以下のコラムを参考にしてください。
募集しても応募がない。自店の人材確保ができない3つの理由
面接に来ない…。アルバイト応募者のドタキャンを防ぐ3つの方策
アルバイトスタッフの応募促進のために履歴書が不要な3つの理由
応募者が集まる求人メッセージを作る6つのステップ
ガソリンスタンドにおいて人手不足を克服する対策3:新規スタッフの流出を防ぐ
せっかく採用してもすぐに辞められてしまっては、人手不足は解消できません。そこで、まずは辞めにくい人材を面接で見極める必要があります。そのための方策として、以下のコラムを参考にしてください。
人材を採用するために行う面接で実施するべき質問の具体例
また、辞めにくい人材を採用できたしても、本人にとって採用当初は職場が変わるという大きな環境変化に直面するわけですので、気持ち的に不安定な状況になっていることを店舗側は認識しておく必要があります。そこで早い段階での離職を防ぐ方策も必要となります。以下のコラムを参考にしてください。
また辞められた…。アルバイトの早期離職を防ぐ3つの対策
アルバイトスタッフがすぐ辞めるガソリンスタンドの特徴とは
飛んだキャバ嬢に学ぶガソリンスタンド3つの退職防止策
人手不足は、戦力不足を意味しますので、その状態が長らく続くと店舗の弱体化に繋がっていきます。それを防ぐためにも今回示したポイントをおさえて取り組んでいただきたいと思います。
メルマガ会員様募集中
メルマガ会員様には、リアル店舗の現場経験20年以上、コンサルティング歴10年以上【通算30年以上のノウハウ】を凝縮した【未公開のコラム】や、当サイトに掲載したコラムの【解説動画URL】を優先的に配信しています。
登録はこちらから
↓↓↓
電子書籍のご案内
1年で70人のアルバイトに辞められたガソリンスタンド店長が人材に全く困らなくなった理由:育成編~人材が育つ職場と人材に見放される職場の境界線~
2020年3月15日発行 定価1,055円