同院は女性専用の鍼灸院として開業後10年が経過しました。これまで既存利用者からの紹介で新規利用者を獲得してきましたが、紹介だけでなく、ネット検索からも新規顧客を獲得したいと考えるようになり、ホームページの更新を行うことにしました。
また、併せてweb広告の出稿、リーフレットの作成も行うこととし、その費用の一部について小規模事業者持続化補助金を活用することにしました。
そこで同院の代表者は、当補助金に応募する際に提出する計画書を作成しましたが、弊社はそれをブラッシュアップする形でご支援しました。結果として同店は当補助金に採択されましたが、どのように計画書をブラッシュアップしたのかをご紹介します。
下図は応募時に最低限作成しなければならない書類ですが、今回のコラムでは以下の赤枠部分、様式2-1経営計画書兼補助事業計画書①<経営計画>「1.企業概要」を見ていきます。
1.「企業概要」の書き方
同院が同欄へ事前に記載されてきた内容を拝見すると、沿革や営業時間、立地の地図、院内外の写真、施術・物販メニューが書かれていました。これをどのようにブラッシュアップしていったかを見ていきます。
(1)代表の写真を盛り込む
院内外の写真を盛り込むことは非常に良いと思いましたが、それよりも優先順位が高いのは代表の写真です。「1.企業概要」は自己紹介の意味合いを持つ欄ですが、通常、自己紹介をする際は、顔を見せるはずです。この計画書を読む側の立場から考えると、同院代表者の顔が見えることは、リアリティがより強化され、計画書に引き込まれる効果が見込めます。
同院は代表者1名での事業展開ですので、代表者のみの写真を盛り込んでいただきましたが、スタッフが別にいるのであれば、スタッフの写真も盛り込むとより良いでしょう。
(2)商品・サービス別の売上・利益総額一覧表を盛り込む
日本商工会議所、全国商工会連合会が公表している計画書の記入例を拝見すると、海鮮居酒屋、カフェ、割烹料理店、宿泊業、旅行業、カラオケ店のケースが公表されています。
これらの「1.企業概要」の部分を拝見すると「どのような製品やサービスを提供しているかお書き下さい。また、売上が多い商品・サービス、利益を上げている商品・サービスをそれぞれ具体的にお書き下さい」という説明があります。
そこで売上総額の大きい商品・施術と利益総額の大きい商品・施術のベスト5を抽出した一覧表を盛り込んでいただきました。
(3)立地を丁寧に説明する
同院が事前に書かれてきた内容のうち、立地に関する内容は、近隣の地図の掲載のみに留まっておりました。ですが、当地の土地勘がない読み手にしてみると、立地のイメージが湧きにくいことが危惧されます。
そこで、同院が立地する自治体のある都道府県の地図を盛り込み、その都道府県の中で当自治体の場所を示しました。そして、同院が立地する自治体の地図を盛り込み、その自治体の中で同院の場所を示しました。その上で、同院近隣の地図を載せていただきました。
このようにして「1.企業概要」をブラッシュアップしていきましたが、当項目以外の項目の書き方については、以下のリンクを参考にして下さい。
持続化補助金採択でホームページを更新する鍼灸院の計画書記入例
2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします
弊社の1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、計画書作成のサポートを行い、採択の可能性を高めます。詳しくはこちらから↓↓↓
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小規模事業者持続化補助金に応募したくなる本