当サイトでは小規模事業者持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】において、多数の採択・不採択事例を紹介しておりますが、各事例においてそのポイントはほぼ同じ内容になっています。そこで今回のコラムからは、これまで紹介してきた事例の内容をまとめ、採択の可能性を高める計画書の書き方をご紹介していきます。
今回のコラムでは持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】計画書の書き方①に引き続き、応募時に提出する計画書を書く際に留意するべき前提を述べていきます。どんなに素晴らしいと思われる計画書を書いても、前提が間違っていれば採択の可能性は低くなってしまいます。なお、当コラムの内容は2021年12月21日時点の情報に基づいています。
1. 持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】計画書の書き方[前提編Ⅱ]
持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】計画書の書き方[前提編Ⅱ](4)全体の構成を決める
下図は当補助金へ応募する際に提出する「【様式1】経営計画および補助事業計画」の構成です。
これらの欄を上から順番に思いつくままに埋めていった場合、以下のデメリットが発生する可能性が高まってしまいます。
- 最終的に整合性がとれない。
- 記載した内容が記載するべきではない欄に記載されている。
- 記載した内容が他の欄と重複している。
これらのデメリットが怖いのは、記載した内容が冗長になり、読み手の理解を阻んでしまいがちになることです。内容が理解できなければ、審査で高得点になる可能性は低いですから、不採択になってしまうリスクを高めてしまいます。よって、まずはどの欄に何を書くのか全体の構成を決める必要があります。
持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】計画書の書き方[前提編Ⅱ](5)但し書きは削除する
上述した「【様式1】経営計画および補助事業計画」のフォーマットは小規模事業者持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】のホームページから入手することができます。このフォーマットを開くと最上部に【作成に当たっての注意事項】がいくつか記載されており、その中に以下の記述があります。
- <経営計画>及び<補助事業計画>は、合計最大5枚までとしてください。
- 「本注意事項」、下記の「<経営計画>及び<補助事業計画>内の黄色塗りつぶしの文書」については、申請時に削除して構いません。
この「本注意事項」「黄色塗りつぶしの文書」を合計すると578文字になります。最大5枚という枚数制限の中、これらを削除すれば、578文字分の説明をさらに盛り込むことが可能になるということです。
読み手に計画の内容を理解していただくためには、多くの言葉や図表を用いたいところですが、その際にこの578文字を削除することは有効な方策となります。ちなみに、個人的には当計画フォーマットの下部に記載された米印つきの5行も削除して構わないと考えています。
持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】計画書の書き方[前提編Ⅱ] (6)ビジュアルに訴求する
文章だけがびっしり埋め込まれた計画書は読みにくく、読み手の集中力を削ぎ、理解を促すことが困難になってしまうリスクがあります。そこでビジュアルに訴求する必要があります。
文章では理解しにくかった商品説明も、商品の写真を盛り込むことで理解度が格段に上がる可能性が期待できますし、何よりリアリティが高まります。また、写真だけでなく地図や表などの活用も効果的です。
ただし、これらは場所をとりますので「5枚ルール」がある以上、その制限枚数に収まるようにバランスを考える必要があります。
今回のコラムでは、小規模事業者持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】に応募する際に提出する計画書を書く際に、留意するべき前提として、(1)全体の構成を決める、(2)但し書きは削除する、(3)ビジュアルに訴求する、を挙げました。次回のコラムでは<経営計画>「1.自社の事業概要」の書き方について見ていきます。
2.当コラムの解説動画
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