求人広告で応募者を増やすために子どもの運動会へ目を向ける

経営の姿勢

仕事で休めず運動会に行けない

 ロードサイド店舗の定休日が平日のケースが多いのは、週末がかき入れ時だからです。週末は家族全員が揃うので、車で買い物やレジャーを楽しむケースが多く、ロードサイド店舗への来店も増加するからです。よって、ロードサイド店舗で働く方々の多くは、週末は出社し、平日が休日となります。

 そういった方々の中には、子どもを持っている男性もいます。子どもが幼少の頃は、妻が専業主婦と仮定した場合、父親の仕事が休みである平日が家族全員の揃う日となります。
 しかし、子どもが成長し、幼稚園や学校に通うようになると、子どもは平日稼働で週末が休みとなります。ロードサイド店舗で働く父親は、曜日に関係なく稼働していますから家族全員が揃う日を作ることは難しくなり、一家全員で出かける機会が少なくなってきます。

 そのようなことも覚悟して、ロードサイド店舗に入社しているはずなのですが、それでも、子どもの成長を見ることができる週末開催の運動会には参加したいというのが親心というものでしょう。しかし、それをグッとこらえて業務に邁進している方が多いのではないでしょうか。
 そして、そのことが求人広告に対する反応の薄さに繋がっている可能性は低くありません。

効果的な募集広告

 奈良県のある企業では、子どもの運動会の日は休んで良いという制度を設けています。その日は、そこで働くスタッフの多くが休みますが、当日に不足する労働力を埋めるべく外部委託業者を活用して、業務をこなします。
 このような体制を整えた上で、求人広告に「子どもの運動会の日は休めます」と掲載したところ、応募が急増しました。

 私がフルサービスのガソリンスタンドで働いていた頃、どうしてもスタッフの数が足りないことがありました。ガソリンスタンドの接客業務は、「出迎え誘導→受注→給油→精算→送り出し誘導」という流れですが、店舗スタッフの持つ専門性がなくても、出迎え誘導と送り出し誘導は出来るわけで、外部の業者から交通誘導員を数日間、派遣してもらい、誘導業務をしてもらったことがあります。
 外部委託業者の活用は、事務作業や製造業務などに留まらず、ロードサイド店舗でも可能なのです。

 家族が大事であることは、ロードサイド店舗で働く方々も同じです。働く方々のワークライフバランスを意識した取組が貴店の求人広告へ応募者を増加させるポイントの一つではないでしょうか。

 当社の「儲かるロードサイド店舗を作るノウハウ」フルパッケージ全9回コースでは、第6回目に「ロードサイド店舗で働くスタッフの戦力化」をテーマに、人材確保に課題を抱えるロードサイド店舗に対して、貴店にマッチした具体的な人材確保策を立案・ご提供しています。

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