※当コラムは2021年5月30日に配信したメルマガの内容をバックナンバーとして公開したものです。
おはようございます、
ロードサイド経営研究所の三上です。
弊社が所在する埼玉県川越市は
「まん延防止等重点措置」の対象と
なっており、2021年5月30日現在、
飲食店は酒類の提供が
できないことになっています。
そんな中、先日「緊急事態宣言」
「まん延防止等重点措置」の
対象ではない遠方地域での
仕事に行ってきました。
つまりこの地域の飲食店は
酒類の提供ができます。
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せっかくなので、仕事後に
現地の飲食店へ一人で入店し
地元のお酒と料理を楽しむことに
しました。
割と早い時間帯でしたので、
店内にはまだお客様がいない中、
私はテレビの見えるカウンターに
一人腰掛け、何となくテレビを
眺めながら注文したお酒と料理を
楽しんでいました。
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すると店舗スタッフが
「良かったら使ってください」と
テレビのリモコンを私の目の前に
置いてくれました。
私の経験上、これを行う店は
繁盛店であるケースが多いです。
その理由は顧客に
興味を持っているからです。
興味があれば、
その顧客にベクトルが向き、
その顧客が喜びそうな接客や
サービスを提供できる
可能性が高まるからです。
案の定、同店はそれから数十分後、
常連客の入店が相次ぎました。
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このように繁盛店は
顧客を放っておかないわけですが
「顧客を放っておかないこと」と
「顧客に興味があること」は別です。
前述の飲食店は、
私がテレビを眺めていることに
興味を持ち、リモコンを渡して
放っておかなかったわけですが、
こんな飲食店もありました。
別の飲食店を経営する女将さんは
私が飲食中に私に対して
ひたすらしゃべり続けていました。
この店が何となくつまらなかったのは
女将が私に興味を持たずに、
ひたすら女将自身のことを
しゃべっているからでした。
これは「形として」顧客を
放っておいていませんが、
実は顧客に興味がなく、
実質的に放っておいています。
これに関連する話に
風俗店の「放置プレイ」があります。
ウィキペディアによると
「性行為の最中にパートナーを
放置・無視し精神的苦痛を与
えることによって性的快楽を
得ることが目的のプレイ」
とあります。
風俗嬢が顧客をあえて放っておく。
ですが、これも顧客が喜ぶから
行うという点において、
顧客を放っておいてはいないわけです。
顧客や見込み客には、
きちんと興味を持って、
形だけでなく実質的に
放っておかないアクションを
取り続けたいものです。
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